のんびり、まったり千葉

郊外には豊かな田園と里山が広がり、気候は温暖、野菜や魚もたくさんとれる。
風景も人も、どこなく大らか。そんな素朴で飾らない千葉のいいトコロを紹介します。

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八百万人をめざす住民ディレクター

11月1日に、福岡県の東峰村という2500人のちいさな村で、
村民によるケーブルテレビ「とうほうTV」が1周年を迎えました。


テレビで話すキャスターも、撮影するカメラマンも、その映像を編集するのも村の人たち。
村長自らビデオカメラをもって撮影までしてしまう、村民によるテレビです。
1周年の記念番組では、普段は村内でしか見られない
「とうほうTV」のUstreamによるネット中継もしました。
私も、裏方として参加して、ちょっとだけ出演もさせてもらっています。




私は2年ほど前から、住民が自らビデオカメラを持って、住民の視点で番組をつくる
“住民ディレクター”という活動に取り組んでいます。

テレビ局で番組をつくっているディレクターを、自分たちでやっちゃおう!という発想の活動です。

この取り組みは、私が(勝手に)師匠と仰ぐ、岸本晃さんが15年前に九州で始めたもの。

岸本さんは、テレビ局でのプロとしての番組づくりの経験と反省をもとに
番組づくりは、地域づくりの力を養うことができると考え、
テレビ局を退社して、住民ディレクターの活動を始めたということです。

岸本さんが始めた“住民ディレクター”の活動は、15年間で日本各地に広がり、
福岡の「とうほうTV」を始め、
熊本で15年近く地域の番組をつくり続けている「使えるTV」など、
先進的な例がいくつか生まれています。

私が、このブログを始めたのも、
千葉に住んでいながら、千葉のことを全く知らなかったので、
いつか千葉で住民ディレクターのような活動
思を通して、
生まれ育った地域を見直して、縁を深めたいとい思いがありました。

会社勤めをしていたときは、仕事に追われて家には寝に帰るだけでしたが、
フリーランスとして家で仕事をする時間が多くなり、ちょっとサーフィンをかじったりするうちに、
なんだかオシャレじゃないな〜と思っていた千葉に、
オシャレじゃないからこそイイところがたくさんあると感じるようになりました。

住民ディレクターの活動を始めて、
東峰村に何度が足を運んだり、熊本の仲間と親交を深めたり、
東京杉並での住民ディレクター活動に加わるうちに、
どの地域にも、それぞれかけがえのない個性や良さがあるな〜と
しみじみ感じるようなりました。


東峰村の「とうほうTV」の1周年は、
岸本さんが長年温めてきた住民ディレクターの全国ネットワーク
「一般社団法人 八百万人」の旗揚げの日ともなりました。

「八百万人」は、やおよろず・びと、通称はっぴゃくまんにん。
新しくて便利な機器を使いつつ、住民ディレクターネットワークを広げて、
八百万(やおよろず)の神々が、自由にのびのびと才能を生かして開拓し、
成長させてきた日本文化を継承していこうと立ち上げた社団。
私もそのスタッフの一人として参加させてもらっています。

今は、ビデオカメラやパソコンも安くていいものがたくさん出てきました。
携帯電話、スマートフォン、iPhone、iPadなどでも、簡単に動画が撮影でき、
YouTubeやUstream、SNS、ブログ、Facebook、Twitterなど、
番組や情報を発表する場もたくさんあって、
これまで数百万〜数千万円もかけてつくっていたTV番組やCMなどに近いものが、
個人の力でもできるようになってきました。

もちろん、大がかりな番組や多くの人に購買意欲を出させるようなCMを
素人がつくることはできませんが、素人だから、その地域の住民だからこそ
地域づくりにつながる、それぞれの地域が本来持っている個性を生かした番組ができると思います。

八百万人は、こうした便利な技術と地域で育まれた縁や文化をつなぐ場でもあります。

そして、東峰村で確かに感じた、
地域の番組づくりを通して村が一体になっていく連携の力は、
これからの世の中にますます必要とされていくことじゃないかなと思います。


八百万人のウェブサイト
http://www.yaoyorozu-hito.jp

八百万人では、
会員制のSNSを通じて住民ディレクターのネットワークを広げています。
興味のある方は「八百万SNS」をのぞいてみてください。

http://sns.yaoyorozu-hito.jp/

テーマ:生活・暮らしに役立つ情報 - ジャンル:ライフ

  1. 2011/11/20(日) 14:08:51|
  2. 住民ディレクター
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震災後に来日したアフリカからの研修生

千葉県の山武市で無農薬・無化学肥料の合鴨米をつくっている川島自然農園さん。
3年前から、JICAのプロクラムで来日しているアフリカ諸国からの研修生の皆さんに、
田んぼで、合鴨農法について学んでもらう研修を行っています。
今年は、震災があったため、実施されるか個人的に心配していたのですが、
6月16日(木)に、アフリカ8か国から、9名の研修生の皆さんをお迎えすることができました。

田んぼの合鴨くん students from africa1


研修生の皆さんの出身地は、
ウガンダ、エチオピア、ケニア、シエラレオネ、タンザニア、ナミビア、ブルンジ、モザンビーク。
日本に約半年滞在して、アフリカの土地に適した稲の栽培法、日本の農業技術などについて学んでいます。

students from africa2 students from africa4

それぞれの国の政府や研究機関などで、農家への技術指導や農業技術の指導者の育成など、
農業の普及や技術の向上に尽力しています。
皆さんとても礼儀正しくて、勉強熱心、そしてユーモアにあふれています。

皆さんが来日したのは、震災直後の3月27日。
来日することへの不安を感じたり、家族から反対されたりした人もいたそうですが、
自分たちの国の食料事情や農業を改善したいという強い思いから、研修への参加を決めたそう。


合鴨農法を取材中 合鴨農法を学ぶアフリカの研修生

今回も、千葉テレビや千葉日報、毎日新聞、ラジオのNHK国際放送など、
メディアの方々に取材をしていただきました。

地域のことをよく知るメディアの方のによると、
千葉県でも、震災の影響で農業関係のイベントの多くが中止になったとのこと。
川島自然農園のある山武市は、津波の被害にあった旭市にも近く、
沿岸の田んぼでは塩害の被害も大きかったそうです。

風評被害をふくめ、日本の農業は大きなダメージを受けていますが、
田んぼで、熱心に学ぶアフリカの皆さんの姿を見ていると、日本の農業の底力を感じます。




ウガンダのアミナさん
震災直後に来日するのは難しい決断だったそう。でも、日本の米づくりを学びたいという強い思いと、家族の支えで、研修への参加を決めたとのこと。ウガンダで農業をする人は、除草剤や農薬を買うお金が十分にないので、草も虫も食べてくれる合鴨農法に興味を持ってくれたようです。
ウガンダで農家に農業技術の指導をしているアミナさん。撮影の後で、多くの農家から慕われていることやウガンダではチキンよりカモの方がよく食べられていることなども話してくれました。




シエラレオネのチャールズさん
シエラレオネでは、田んぼに魚を放して虫や草を取り除く農法があるそうです。一昨年、研修に来ていたマダガスカルの方も、合鴨農法を見て、昔おじいさんが田んぼに魚を放していたのを思い出したと言っていました。日本でも魚を使った農法があるので、国や気候が違ってもお米づくりには共通点があるんですね。



タンザニアのシャナさん
タンザニアで学生さんに農業の技術を教えているシャナさん。合鴨農法だけでなく、日本のかんがい設備にも興味があるようでした。アフリカの多くの国が水の問題を抱えているので、日本の水を自在にコントロールできるかんがい設備に感心する人が多かったです。

テーマ:エコロジーライフ - ジャンル:ライフ

  1. 2011/07/21(木) 23:08:56|
  2. 合鴨米
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マダガスカルのお米づくり

JICAのプログラムで川島自然農園に、アフリカからの研修生をお迎えしたのは今年で2回目。

昨年の第1回目の研修生の方が、帰国後の様子を知らせてくださったのでご紹介します!

メールをくれたのは、マダガスカルでNGOのトレーナーとして農業の指導にあたっているラントさん。

スイカ写真
 

 こちらは昨年の研修の様子。 

 しっかりカメラ目線で
 笑顔を向けてくれているのが
 お茶目なラントさんです。
 
 



昨年の秋に帰国したあとも、たびたびマダガスカルの様子について知らせてくれます。

田植えを終えた田んぼ

写真は、昨年の秋の田植えを終えた田んぼです。

マダガスカルは南半球にあるので日本とは四季が逆。
秋に田植えをして、春にお米を収穫します。

でも田んぼなのに水がない! 畑みたいに見えますね〜。

実は、マダガスカルではまだ灌漑設備が不十分なため、この時は田んぼに水がなかったそう...。
特に、高い土地にある田んぼに水を引くのは大変で、
高地と低地でお米のでき具合が大きく違ったりするそうです。

でも田んぼに水がなくても、なんだか皆さん楽しそう〜。

灌漑設備が整備されている日本では、
よほどのことがない限り水の心配はいらないのだそうです。
川島自然農園の周辺の田んぼは、利根川の水を利用していますが、
おいしいお米をつくるように、田んぼへの水を止めて、葉っぱ成長を調整するなど、
ただ水をやるのではなく、おいしいお米をつくるような水のやり方をしてるそう。

ラントさんからのお便りには、
日本の灌漑技術はとっても参考になったとと書いてありました。


こちらは、春先、無事に稲穂がそだった稲のモミの数を数えているところ。
農家の方が心配そうに見つめていますが、今年の収穫量は上々だったそうです。
収穫量をチェック


マダガスカルはアフリカ大陸の東端にある島。
アニメ映画の「マダガスカル」のイメージしかなかったのですが、
一面に水田が広がるこんな風景もあります。

マダガスカルの田園風景1 マダガスカルの田園風景2

日本にも美しい棚田がたくさんありますが、
赤い土の大地に広がる棚田もきれいですね〜。

wikiによるとマダガスカルは、一人当たりのお米の消費量が世界一だそう...。

アフリカというと日本とは全くちがう文化の国々を想像してしまいますが、
お米が好きと聞くと、親近感がわきますね。

テーマ: - ジャンル:ライフ

  1. 2010/09/04(土) 10:37:01|
  2. 合鴨米
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合鴨米の海外戦略!?

JICAの研修プログラムで、合鴨農法・自然農法を学ぶために川島自然農園を訪れたアフリカ諸国の皆さん。

田んぼから場所を移して、集会所のお座敷で日本のお米の試食と意見交換会!

サリークイーン試食の様子
 

 みなさんが食べているのは
 サリークイーンという品種のお米。

 アフリカやインドなどで食べられている
 長細くて香りのよいインディカ米と
 日本のお米を交配してつくったお米です。

 


サリークイーンは、インディカ米の中でもブランド米として有名な“バスマティ”と
日本のお米を交配してつくったお米で、ポップコーンのような香りと細長くてパラパラした食感が特長。

カレーやタイ料理など、スパイシーな味ととっても相性がよく、夏にはぴったりのお米


ナシゴレン2 グリーンカレー2

食通の間では人気なのか、「サリークイーン」で検索をして、わざわざこのブログを見てくださる方も結構いるんですよ。


タイ料理のお店などで食べるお米より、少し小振りな粒で、香りが上品な感じ。
日本人にはとっても食べやすいお米だと思います。


サリークイーン米 サリークイーン飯


みなさんの試食の感想も上々。

香りが物足りないという方もいましたが、
「自分たちの国でも売れる!」とほめてくださった方も多かったです。

アフリカからの研修生の中にはバスマティ米のスペシャリストもいらっしゃったので、
川島さんも、に味や香りについての意見を真剣に聞いていました。

さらに、アフリカ諸国でのお米の値段や調理法などについてのアンケートも実施。

実は川島さん、お米を海外に輸出したいと考えているのです。

今のところ川島自然農園の合鴨米は、ほとんどが受注生産のような形で、
毎年、無農薬のおいしい合鴨米を楽しみにしてくださるお客さんに買っていただけています。

でも、将来的に、日本の市場だけを見ていては、農家は生き残れないという危機感から
成長するアジアやアフリカで、付加価値のあるお米を販売できないか模索しているそう。

お米の輸出には乗り越えなくてはならない壁がたくさんあります。

最も高い壁は、やはり輸送コスト。

さらに、お米は植物の種子でもあるので、
輸出にはたくさんの規制があるそうです。
基本的にモミ付きや玄米は、種子とみなされて輸出が難しい...。
でも、お米の品質を保つためには、モミ付きや玄米での輸送が好ましい...。
などなど...。

無農薬・無化学肥料の合鴨米の販売を始めた時も、
チラシ配りから、自力で販路を開拓した川島さん。
お米の輸出でも地道なチャレンジを続けています。

川島自然農園のウェブサイトは、ずいぶん前から日・英・仏の三か国語!
英語とフランス語は、合鴨米を応援するお客さんがボランティアで翻訳してくれました。
NHK国際放送のラジオ番組への出演も今回が2回目です。

川島さんの言葉によれば、
成田のすぐそばの山武市にある川島自然農園の田んぼは、
自称「世界にいちばん近い田んぼ」だそうです

スイカも試食2 スイカも試食

デザートのとれたてのスイカを食べながら、
お米づくりや農業に対する熱い思いを語り合う一時。

アフリカというと遠い国のような気がしますが、
お米が好きで、農業を元気にしたいと思う気持ちは同じですね!

来年もアフリカのみなさんに来てほしいなぁ。

お疲れさまでした!

テーマ: - ジャンル:ライフ

  1. 2010/08/01(日) 16:25:26|
  2. 合鴨米
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田んぼでプチ国際交流

アフリカの皆さんの様子


 川島自然農園で、
 合鴨農法・自然農法の研修をする
 アフリカ諸国の皆さん。

 その様子を紹介しようと、新聞やTVの方々が今年も
 田んぼで汗だくになりながら取材してくださいました!
 




今回は、NHK国際放送というラジオの取材もあり、
海外に向けてさまざまな国の言葉で研修の様子が紹介されました。

NHK国際放送(英語)のサイト
http://www.nhk.or.jp/nhkworld/english/radio/program/index.html
7月22日(木)まで、JICAのトレーナーさん、アフリカの皆さん、
川島さんのインタビューと当日の様子の放送が聞けます。
あと二日しかないのですが... (先週から1週間放送してました...)

限られた時間の中で、手際よく取材をするマスコミの皆さんに感心!
NHK国際放送の方は、いつの間にたくさんの研修生にインタビューしたんだろう!!!
うぐいすの鳴き声がBGMのように入っていて、広々とした田んぼが目に浮かぶようなラジオ番組です。

プロの皆さんに刺激を受けて、私も田んぼからの移動の途中につたない英語で研修生たちに話しかけてみました。



下手な英語は恥ずかしいのですが、せっかく皆さんがきちんと答えてくださったので...。
(字幕はあまりあてにしないでください...

昨年も感じましたが、アフリカの皆さんの環境や自然に対する意識はとても高いです。

でも、アフリカではお米の収穫量を増やすことがとても大切なので、
大量生産のために農薬に頼らざるを得ない現実があるのかもしれません。

昨年は、
「農薬は高くて買えないので、農家が手作業で雑草を取らなくてもいい合鴨農法はいい!」
と言っていてた研修生もいたので、アフリカでもそれぞれの国で事情は違うようですが...。

日本でも、お米の価格がどんどん安くなっているので、
大量生産しないと農家の方は生活できない
→だから農薬から逃れられないという一面があります。

合鴨米は、農薬も化学肥料も与えない代わりに、
通常の田んぼより広い間隔で苗を植えて、お米の生命力を高めます。
そのために、農薬を使っている田んぼより収穫量は少なくなりますが、
冷害などにも強いお米ができます。

川島さんには、付加価値のあるお米をつくることで、
補助金などに頼らずに自立した農業を続けたいという思いがあります。

なので川島自然農園では、
タンパク質を控える「食事療法」をしている方ための、
タンパク質が吸収されにくい低タンパク米「ゆめかなえ」や、
香りがよく、カレーやエスニック料理にあう「サリークイーン」など、
より付加価値のある合鴨米づくりにも力をいれています。

アフリカの皆さんにも、
農家がきちんと生活できる付加価値のあるお米づくりについて熱く語っていました。

さて、この後一行は、
田んぼから移動して、お米の試食と意見交換会へ。

づつく...。

テーマ: - ジャンル:ライフ

  1. 2010/07/20(火) 23:00:22|
  2. 合鴨米
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